嵐の日のできごと

本を読むときは真面目です。
一部の人にはエロキャラで通っていますが!
(あぁ、一部じゃないかもしれない...)

embryo

ディビザデロ通り / マイケル・オンダーチェ

そうそう。
映画にもなった "イングリッシュペーシェント" の原作者の最新刊です。
物語の転機は嵐の日から始まります。
翻訳者にもよると思いますが、とても詩的な文章なのに感傷的でない。

んー。
映画のイングリッシュペーシェントは原作に比べてちょっとメロドラマ過ぎるのも否めないけど。

ディビザデロ通りの本文より
『わたしたちが何をつくるのか、なぜるくるのか...。
 どんな人に惹かれるのか、なぜ忘れることができないのか。
 すべてはコラージュであり、遺伝でさえそうなのだ。
 わたしたちのなかには他人が隠れている。
 短期間しかしらなかった人でさえ隠れていて、
 わたしたちは死ぬまでそれを抱え続ける。』

小説の前半に主人公達の育った農場が描写されているのですが、
上のスナップショットとは...w。
スナップショットを撮るときのプリセットを変更できるように、
読み手の想像力でどんな風景にも見えるような美しい言葉が並んでいます。

あたしも、まだ読み終わってないの。
急いで読むのがもったいなくて。

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